酔いどれ! 映画祭追想録
モスクワ映画祭やタシケント映画祭の日本代表団の世話役として活躍した筆者が綴る追想録!
1987年モスクワ国際映画祭エピソード(9)
川喜多かしこさんと「ロビンソナーダ」のナナ・ジョルジャーゼ監督 この年は川喜多かしこさんも参加されていました。
夫人はソビエト映画界でも大変尊敬されていました。お嬢さんの和子さんが副社長のフランス映画社さんから、シャンテ・シネ開館第2弾に決まっていた「ロビンソナーダ」のプリントを急ぎ入手するように依頼をされていました。監督のナナ・ジョルジャーゼは夫人にご馳走になった時、夫人が役員をしている会社で配給してもらえる事を素直に喜んでいました。通常のビジネスのやり方でプリントを直ぐ入手など無理なことが解っていますので、彼女に話したところ、自分が個人的に預かっているプリントを持っていけばとの話になり、彼女のアパートにとりにいきました。ご存知ないでしょうが映画のプリントは100分で30Kg位ある重たいものです。車を降りホテルの自分の部屋まで大袈裟に言えば10分位かかります。二日酔いの体には辛い仕事でした。社会主義・官僚主義の世界ではコネクションがあればたいていはスムーズに処理できる良いところもあるのです。


写真は、川喜多かしこさんと「ロビンソナーダ」のナナ・ジョルジャーゼ監督

テーマ:ヨーロッパ映画 - ジャンル:映画

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